皆さまこんにちは。CDフェアを担当しているスタッフのジュリです。
立春を過ぎ、暦の上ではもうとっくに春を迎えているはずなのに、ここオホーツク地方では、まだまだ真っ白な風景が広がっております。道東に住む私たちにとって、皮肉にも立春を過ぎた今くらいの時期が「北国の春」を一番遠く感じてしまう季節なのです。「春まであともう一踏ん張り!」という心境です。
そんな春が待ち通しい今の季節にお届けしたい、心温まる音楽CDを集めて販売するイヴェント「Under the Blanket」を3月1日(金)~3月4日(月)まで、美幌町 mono 森音にて開催いたします。今回もいつもお世話になっている、東京渋谷にあるレコード会社「株式会社インパートメント」さんから、魅力的な作品を数多くお取り寄せしております。リリースしたての最新作や、ロングセラーを続けている人気作など、珠玉のCDをたっぷりとご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。
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実はこの度、急遽なのですが、いつもとは少し趣向を変えた、特別企画もご用意しております。
今年1月26日に亡くなられた、映画『シェルブールの雨傘』などで知られる、フランスの偉大なる作曲家/ピアニスト、ミシェル・ルグランさんへの追悼の意を込めたコーナーを、今回特別に開設させていただくことになりました。
ここで少しだけ、ミシェル・ルグランさんのことを、ご紹介させていただきますね。ルグランさんは、フランス出身の作曲家/ピアニストです。1950年代から映画音楽に取り組み始め、1964年に同郷のジャック・ドゥミ監督と共に、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル映画『シェルブールの雨傘』を制作します。この作品はフランスはもとより、世界的な大ヒットを記録しました。その後『ロシュフォールの恋人たち』をはじめ、アカデミー賞を受賞した作品など、数々の美しい映画音楽を世に送り出してきました。活躍は映画音楽だけにはとどまらず、1958年にはジャズ界の帝王、マイルス・デイヴィスと共に『Legrand Jazz』という素晴らしいジャズ・アルバムも残しています。さらに活躍の幅は、クラシック、バレエ音楽、シャンソン、ミュージカルなど、様々な音楽の分野へと広がり、その類いまれなる才能を晩年まで、余すところなく発揮し続けた、まさに「音楽界の巨匠」というべきお方です。
ルグランさんの名前を聞いたことがない方でも、きっと彼が手掛けた音楽を聴けば「あ!知ってる!」とういう作品が、いくつかあるのではないかなと思います。ルグランさんの楽曲は長い間、様々なミュージシャンたちによってカバーされています。そして身近なところで言うと、日本のCM(資生堂・UNO、三菱自動車 ランサー、サントリー・ビール等)や、バラエティー番組などでも使用されていたりと、きっと意識せずとも数多くのルグラン作品を耳にしていると思います。これまでも森音のフェアで、ルグランさんのカバー曲が収録されている作品を、いくつかご紹介させていただいたことがあります。やはりそれらの作品はどれも大変人気が高く、ほとんどが完売していたように記憶しています。
爽やかな躍動感に満ちたカラフルな音楽、芳香な余韻を漂わせたうっとりするような音楽、華麗でスリリングな疾走感溢れる音楽、胸締め付ける甘く切ない憂いを帯びた音楽。映像を見なくても、彼の音楽を聴いているだけで、様々な美しい情景やロマンティックな物語を心に描くことができます。
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とても個人的なお話ですが、私自身、ミシェル・ルグランさんの音楽、特に『ロシュフォールの恋人たち』から受けた恩恵は計り知れません。今こうして皆さまにCDをご紹介したり、選曲家やDJとして活動するようになった要因の大きなひとつに、ルグランさんの音楽があります。
急遽開催ということもあり、とてもささやかな特別企画ではありますが、ルグランさんの素晴らしい音楽を、森音に足を運んでくださる、一人でも多くの皆さまにお届けできたら幸いです。
今回、ミシェル・ルグランさんのレコードや関連作品などは、東京渋谷の鶯谷町にある、レコード・セレクトCD&アパレルストア「デシネ・ショップ (dessinee shop)」さんからお取り寄せさせていただきました。ここで少し、デシネ・ショップさんのご紹介を。ヨーロッパを中心に海外で直接買い付けた良質な中古/ヴィンテージ盤のセレクトに加え、日々リリースされる上質の新譜から旧音源の復刻まで、新・旧・洋・邦・メジャー・インディを問わず、独自の観点で幅広く奥深くラインナップされているレコードショップです。自社ブランド「production dessinee / プロダクション・デシネ」で制作したCDやアナログ盤やグッズ、ヨーロッパ買付時に発掘して来たヴィンテージ書籍や雑貨、洋服、厳選したオーディオ製品なども販売されています。デシネ・ショップさんのオンラインショップ(http://www.dessineeshop.com/)もございます。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
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私自身、以前よりデシネ・ショップさんが手がけられたCDやレコードの大ファンでしたので、今回このような形でコラボレーションさせていただけるのは、本当に嬉しく光栄なことなのです。丸山さん(代表)!この度はお忙しい中、急遽フェアにご協力いただき、本当にありがとうございました!
長くなってしまいましたが、皆さまお誘い合わせの上、森音CDフェア『Under the Blanket』へ、ぜひぜひお越しくださいませ!
2019.2月末 森音スタッフ ジュリ
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いよいよ本日より、音楽CDを並べるフェアが始まります。
webカタログは、昨日より公開スタート。さっそくのお問い合わせ・お申し込み、ありがとうございます!店頭でのフェア開催は3/1~4日までの四日間ですが、カタログの公開ならびに通販のお申し込みはどちらも3/10まで。長めに期間を設けておりますので、この機会にどうぞご利用くださいませ。期間中どうしても行けないよ(><)という近隣のお客様、3/10までに引き取りに来られそうでしたらお取り置きも承りますよ♪メール・DMなどでお気軽にお申し付けください。
https://www.monomorion.jp/zakka-music19spring.html
本日のBlogは、毎回フェアを主催運営してくれているジュリちゃんが書いてくれました。彼女の溢れる音楽愛のみならず、丁寧な接客、CDそれぞれに付けられたコメントやBlog用に書く文章、購入特典として配られるナイスな選曲CD-R、これら全てがフェアの魅力ですよね✨わたしも毎回感心しています。今回も四日間、みなさまの音楽選びのアドバイザーとして売場に常駐しておりますので、どうぞどうぞお気軽に、声を掛けてみてくださいね。
本日の画像は一番上から
・フェアに並ぶインパートメントさんのCD
・スタッフ愛聴のミシェル・ルグランさんの音源(非売)
・フェアに並ぶデシネ・ショップさんのCD
・[ロシュフォールの恋人たち] シングル7インチレコードとめくるめく専用ケース
でお届けしました。
では、フェア開催のmono森音でお待ちしておりますーーー!
立春を過ぎ、暦の上ではもうとっくに春を迎えているはずなのに、ここオホーツク地方では、まだまだ真っ白な風景が広がっております。道東に住む私たちにとって、皮肉にも立春を過ぎた今くらいの時期が「北国の春」を一番遠く感じてしまう季節なのです。「春まであともう一踏ん張り!」という心境です。
そんな春が待ち通しい今の季節にお届けしたい、心温まる音楽CDを集めて販売するイヴェント「Under the Blanket」を3月1日(金)~3月4日(月)まで、美幌町 mono 森音にて開催いたします。今回もいつもお世話になっている、東京渋谷にあるレコード会社「株式会社インパートメント」さんから、魅力的な作品を数多くお取り寄せしております。リリースしたての最新作や、ロングセラーを続けている人気作など、珠玉のCDをたっぷりとご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。

実はこの度、急遽なのですが、いつもとは少し趣向を変えた、特別企画もご用意しております。
今年1月26日に亡くなられた、映画『シェルブールの雨傘』などで知られる、フランスの偉大なる作曲家/ピアニスト、ミシェル・ルグランさんへの追悼の意を込めたコーナーを、今回特別に開設させていただくことになりました。
ここで少しだけ、ミシェル・ルグランさんのことを、ご紹介させていただきますね。ルグランさんは、フランス出身の作曲家/ピアニストです。1950年代から映画音楽に取り組み始め、1964年に同郷のジャック・ドゥミ監督と共に、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル映画『シェルブールの雨傘』を制作します。この作品はフランスはもとより、世界的な大ヒットを記録しました。その後『ロシュフォールの恋人たち』をはじめ、アカデミー賞を受賞した作品など、数々の美しい映画音楽を世に送り出してきました。活躍は映画音楽だけにはとどまらず、1958年にはジャズ界の帝王、マイルス・デイヴィスと共に『Legrand Jazz』という素晴らしいジャズ・アルバムも残しています。さらに活躍の幅は、クラシック、バレエ音楽、シャンソン、ミュージカルなど、様々な音楽の分野へと広がり、その類いまれなる才能を晩年まで、余すところなく発揮し続けた、まさに「音楽界の巨匠」というべきお方です。
ルグランさんの名前を聞いたことがない方でも、きっと彼が手掛けた音楽を聴けば「あ!知ってる!」とういう作品が、いくつかあるのではないかなと思います。ルグランさんの楽曲は長い間、様々なミュージシャンたちによってカバーされています。そして身近なところで言うと、日本のCM(資生堂・UNO、三菱自動車 ランサー、サントリー・ビール等)や、バラエティー番組などでも使用されていたりと、きっと意識せずとも数多くのルグラン作品を耳にしていると思います。これまでも森音のフェアで、ルグランさんのカバー曲が収録されている作品を、いくつかご紹介させていただいたことがあります。やはりそれらの作品はどれも大変人気が高く、ほとんどが完売していたように記憶しています。
爽やかな躍動感に満ちたカラフルな音楽、芳香な余韻を漂わせたうっとりするような音楽、華麗でスリリングな疾走感溢れる音楽、胸締め付ける甘く切ない憂いを帯びた音楽。映像を見なくても、彼の音楽を聴いているだけで、様々な美しい情景やロマンティックな物語を心に描くことができます。

とても個人的なお話ですが、私自身、ミシェル・ルグランさんの音楽、特に『ロシュフォールの恋人たち』から受けた恩恵は計り知れません。今こうして皆さまにCDをご紹介したり、選曲家やDJとして活動するようになった要因の大きなひとつに、ルグランさんの音楽があります。
急遽開催ということもあり、とてもささやかな特別企画ではありますが、ルグランさんの素晴らしい音楽を、森音に足を運んでくださる、一人でも多くの皆さまにお届けできたら幸いです。
今回、ミシェル・ルグランさんのレコードや関連作品などは、東京渋谷の鶯谷町にある、レコード・セレクトCD&アパレルストア「デシネ・ショップ (dessinee shop)」さんからお取り寄せさせていただきました。ここで少し、デシネ・ショップさんのご紹介を。ヨーロッパを中心に海外で直接買い付けた良質な中古/ヴィンテージ盤のセレクトに加え、日々リリースされる上質の新譜から旧音源の復刻まで、新・旧・洋・邦・メジャー・インディを問わず、独自の観点で幅広く奥深くラインナップされているレコードショップです。自社ブランド「production dessinee / プロダクション・デシネ」で制作したCDやアナログ盤やグッズ、ヨーロッパ買付時に発掘して来たヴィンテージ書籍や雑貨、洋服、厳選したオーディオ製品なども販売されています。デシネ・ショップさんのオンラインショップ(http://www.dessineeshop.com/)もございます。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

私自身、以前よりデシネ・ショップさんが手がけられたCDやレコードの大ファンでしたので、今回このような形でコラボレーションさせていただけるのは、本当に嬉しく光栄なことなのです。丸山さん(代表)!この度はお忙しい中、急遽フェアにご協力いただき、本当にありがとうございました!
長くなってしまいましたが、皆さまお誘い合わせの上、森音CDフェア『Under the Blanket』へ、ぜひぜひお越しくださいませ!
2019.2月末 森音スタッフ ジュリ

いよいよ本日より、音楽CDを並べるフェアが始まります。
webカタログは、昨日より公開スタート。さっそくのお問い合わせ・お申し込み、ありがとうございます!店頭でのフェア開催は3/1~4日までの四日間ですが、カタログの公開ならびに通販のお申し込みはどちらも3/10まで。長めに期間を設けておりますので、この機会にどうぞご利用くださいませ。期間中どうしても行けないよ(><)という近隣のお客様、3/10までに引き取りに来られそうでしたらお取り置きも承りますよ♪メール・DMなどでお気軽にお申し付けください。
https://www.monomorion.jp/zakka-music19spring.html
本日のBlogは、毎回フェアを主催運営してくれているジュリちゃんが書いてくれました。彼女の溢れる音楽愛のみならず、丁寧な接客、CDそれぞれに付けられたコメントやBlog用に書く文章、購入特典として配られるナイスな選曲CD-R、これら全てがフェアの魅力ですよね✨わたしも毎回感心しています。今回も四日間、みなさまの音楽選びのアドバイザーとして売場に常駐しておりますので、どうぞどうぞお気軽に、声を掛けてみてくださいね。
本日の画像は一番上から
・フェアに並ぶインパートメントさんのCD
・スタッフ愛聴のミシェル・ルグランさんの音源(非売)
・フェアに並ぶデシネ・ショップさんのCD
・[ロシュフォールの恋人たち] シングル7インチレコードとめくるめく専用ケース
でお届けしました。
では、フェア開催のmono森音でお待ちしておりますーーー!